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英語で一発逆転!田舎者でも外資系金融で働けたブログ

外資系金融で働きたい人、外資系金融に転職したい人、外資系金融に憧れている人、そんな人のために情報発信をするブログです。その他、英語に関することや雑記などあれこれ書いています。

村人だった僕が「若者の地域離れ」に対して感じる違和感について少し書いてみる。

こんな暮らししてます

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僕は三重県阿山郡大山田村という村で生まれ、高校を卒業するまでの18年間、両親とともに大山田村で生活を送っていました。

大山田村は人口はわずか5,819人(*2003年度)という非常に小さな村で、その名前が示す通り、大きな山と田に囲まれたのどかな地域です。周囲に娯楽施設は何もなく、私が高校を卒業するくらいまでは村にはコンビニすらありませんでした。

東京の若者であれば、買い物といえば渋谷や原宿を指すのでしょう。しかし、私には近所のさびれた駄菓子屋か自転車で30分ほどの距離にあるスーパーしかありませんでした。

また、電車は通ってはおらず、「都会(=隣の市)」への唯一の移動手段は1日に数回走る程度のバスのみ。片道500円を超える運賃を払い、母親に車で送ってもらえば15分程度で着く道のりを50分かけて行く「都会」。バスに乗るたびに緊張してドキドキしたことを今でも思い出します。

そんな大山田村ですが、2004年に「伊賀市」へと名称を変えることとなりました。

大山田村(おおやまだむら)は、かつて三重県阿山郡に存在した2004年11月1日上野市阿山郡阿山町伊賀町島ヶ原村名賀郡青山町と合併して伊賀市になったため消滅した。

(引用元:Wikipedia

”村人から市民にクラスチェンジ”

当時はそんなジョークを言っていましたが、故郷の名前が無くなってしまうのは少し寂しかったです。今はもうすっかり慣れてしまいましたが、最初のころは住所を書くときによく間違えていましたね。

さて、前置きが非常に長くなりましたが、なぜ僕が今になってそんな昔のことを思い出したのか?その理由は、実は先日下記の動画を見る機会があり、その中で私は非常に大きな違和感を感じたからです。

logmi.jp

「若者の地域離れ」

あなたはこの言葉についてどう思うでしょうか?

今日はそのことについて、自分自身の体験を交えながら少し書いてみたいと思います。

 

村人だった私が「若者の地域離れ」に対して感じる違和感

そもそもの話なのですが、若者が地域を離れることが何か悪いことのように騒がれている。その風潮に対して僕は大きな違和感を感じています。なぜなら、地域を離れるか、離れないか、その選択権はそもそも若者にあり、他者がそれを「批判」したり「ジャッジ」する理由は何もないのです。

若者がより大きな世界を見るために「地域を離れる」という重大な決断をした。ならば、私たち大人はそういった志をもった若者を応援すべきです。

 

進むグローバル化

ご存知の通り、今世界ではグローバル化が進んでいます。

これが何を表しているかというと、今までローカルだけでしか競争に晒されていなかった企業が、世界規模で競争に晒されるようになったということです。

例えば、地元のスーパーはこれまでと同じように隣町のスーパーと戦うだけではなく、東京のネット販売業者や外国から参入してくる企業とも戦わなくてはいけなくなりました。そんなグローバル化した社会の中でしっかり戦っていくためには、地域としても、世界規模の広い視点をもったグローバルな人材を輩出することが大切となるのは当然です。

 

世界に飛び出すことが大切

僕は、グローバルな人材になるためには、まずは「物理的」に世界に飛び出すことが大切であると信じています。Googleで検索した情報や雑誌で読むことができる情報に触れるだけではなく、自身の体で様々なことを体験し、実際に世界の人とコミュニケーションをとるということです。

そのような経験を積んだ結果、より良いアウトプットを生み出すことが可能となり、最終的には素晴らしいイノベーションを生む可能性が増えると思います。

 

違和感の原因

グローバル化が進む社会の中で、グローバルな競争でも戦えるようになれと言われる若者。しかし、一方では「若者の地域離れ」と言われ、若者が地域を離れることが何やら「悪」のような印象を与えられる。

僕にとっては、とんだダブルスタンダードであると言わざるをえません。

若者が勇気を出して外に飛び出すことを選択した結果、「若者の地域離れ」が問題として顕在化する。それは当たり前の話なのではないでしょうか?

 

「地域の良さを理解する機会がない」に感じる大きな違和感

僕が見た動画の中で、「若者の地域離れ」の理由の一つとして

「地域の良さを理解する機会がない」

とありました。しかし、僕個人的にはその理由に対して大きな違和感を感じています。

おそらく、ほとんどの人にとって地域を離れることを選択する時期というのは、高校を卒業して大学進学をする時でしょう。年齢から考えれば18歳です。0歳から18歳まで時間を過ごした地域。

果たして、18年間も住んでいて本当にその地域の良さがわからない人などいるのでしょうか?

僕にはそうは思えません。

僕の場合、祭りやイベント、地区の行事など、地域の良さを理解する機会は山ほどあったし、生まれ育った大山田村の良さというのは十分に理解していました。それでも地域を離れてしまったのは、ただ単純に大学進学という選択をしたからです。

特に地域に対して不満を持っていたわけではないし、むしろ「地域に残りたい!」という気持ちの方が強かった。そのため、「地域の良さを理解する機会がない」から「若者の地域離れ」が起こる、という理由には非常に違和感を感じています。

 

相対的な比較でこそ見える「地域の良さ」 

とはいうものの、今考えれば私の「地域の良さ」に対する理解度というのは少し浅かったと思います。 

大山田村にという田舎にしか住んだことがない僕。

そんな僕が

「大山田村は良いところだ!」

とあなたに言ったところで、それはどこか薄っぺらいのではないでしょうか?

例えて言うのであれば、人生で「醤油ラーメン」しか食べたことがない人がいたとします。そんな人が

「醤油ラーメンは世界一うまい!」

と言ったところで、「味噌ラーメン」や「塩ラーメン」を食べてもいないのだから、どこか説得力を欠いたりしないでしょうか?

地域が持つ魅力は本当にたくさん存在します。でも、生まれ育った場所であるがゆえに、本当にそれは魅力的なことなのか定かではないこともあるのも現実です

本当の「地域の良さ」を見出すためには、外の世界と相対的に比較する機会をどんどん増やすことが大切です。そうすれば、地域にいた時には気づかなかった「当たり前だったこと」に対して価値を見出すことが可能になるのです。

僕は、大学に進学してからおよそ12年間、大阪、カナダ、東京、シンガポールと様々な場所で暮らしてきました。だからこそ見えてきた「地域の良さ」がたくさんあります。

地域の活動を活発にし、地域の若者の「地域に対する絶対評価」を向上させることは素晴らしい活動であることに間違いありません。しかし、相対的な比較の無い「地域の良さ」は薄くて脆いのではないかと思います。

 

最後に 

偉そうな事を書いてきましたが、地域に若い人が少ないというは揺るぎない事実であり、それに対しては非常に寂しい思いをしているし、何とかしなくてはいけないと思っています。でも、どうすればいいのか、まだ僕の中では明確な答えが見つかりません。

東京から帰ってきた時に見た地域の姿は、僕が高校生の頃から大きく姿を変えていませんでした。変わらないことの素晴らしさもあるのですが、何も変わっていないという悲しさもそこにはありました。しかし、地域の人たちが果たして「変化すること」を求めているのか?それについても僕はよくわかりません。

自分自身の体験から唯一言えること。

それは、

若者が地域を離れることを選ぶことはなんら問題でもないし、むしろ好ましい』

ということです。

外の世界を見たいという想い、そしてその環境があるのであれば、若者は「若者の地域離れ」という言葉に”罪悪感”を感じることなく、どんどん外の世界を見ればいいのです。そして、様々な経験を手に入れ、また地元に帰ってきたいと思えば帰って来ればいいのです。

そう考えれば、地域はただ単純に「地域の良さ」を発信するのではなく、一度出て行った若者たちがまた戻って活躍ができる「環境」を整える事が大切になるのだと思います。

若者が出て行くのを止めるのではなく、それを応援する。そして、出て行った若者がまた帰ってきたいと思える地域。そんな地域を創り出すことができれば、「若者の地域離れ」などという薄っぺらい言葉は無くなるはずです。

 

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