英語で一発逆転!田舎者でも外資系金融で働けたブログ

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スイスのベーシックインカムの実施を問う国民投票について思う事

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スイスで今年を象徴する動きが。

gigazine.net

ベーシックインカムによる最低所得保障を実施すべきかどうかを問う国民投票が今年の6月に行われるみたい。

ベーシックインカムの金額は月額2,500フランだから、日本円で約30万円程度。

こうやって聞くと悪くない金額の様に聞こえるけど、当然政府としてもそこの財源の確保は必要になってくる訳で、既存の社会保障制度の一部が打ち切りになったり、税金を上げなくてはいけない場面も出て来るだろうし、実施されたとしても果たしてどのようになっていくのかは不明。

とはいえ、もしこれが可決されたら世界で初めてのベーシックインカム導入国となるようで、スイスの動向に注目が集まるのも当然。

これからの新しい時代の生き方のモデルになっていけば面白いよね。

 

 

走り続けなくてはいけない資本主義 

資本主義による成長し続ける事を前提とした制度が限界を迎えつつある今、スイスのようなベーシックインカムの導入を考える動きになるのはある意味当然のことかなと思う。

「爆買い」という言葉を生んだバブリーな中国経済も、GDPが6%台になったことで世界のマーケットは狼狽することもあった。

それでも6%台。

ベトナムカンボジアミャンマーのような、これからの伸びしろのあるASEAN諸国と並んでも立派な数値ではないのだろうか?(例:2014年度のミャンマーGDPは7.69、カンボジアGDPは6.97、ベトナムGDPは6%だ)

にもかかわらず、中国が世界の経済を牽引する大きな存在となった今や、そのGDPは高いものであることを市場は望んでいる。

そのような目に見えないセンチメントに応えていくかなくてはいけない習金平は日々頭が痛いところかもしれない。

そんな彼の苦悩が見えるのがGDPの構成比。

中国は高いGDPの数値を維持するためにとにかく投資を続けてきて、2013年のGDPの構成比を見てみれと「総固定資本形成」は46%にものぼる(日本の場合は22%と約半分である)

総固定資本形成とは - 国民経済計算用語 Weblio辞書

これが表している事は簡単で、いわゆる自転車操業という表現が正しい。

例えていうなら中国は老体に鞭を打ってずっと走らされ続けるんだよね。

でも、これ以上、空き室だらけのマンションや誰も使わない道路を造ってどうするんだ?

それでも止まる事が許されぬのはなぜ?

その先には何が待っているのか?

 

 

働く意味について

この世に生まれてきてから『働く事=お金を稼ぐ事=生きるための手段』という考えが当たり前だった。

働くためには仕事というビークル(vehicle)が必要であり、時にそこに「生き甲斐」や「夢」を見いだせる様に傾倒し、業務を遂行する過程から自己のアイデンティティを求めることもある。

おそらく、日本人の99%がその考えは間違っていないと答えると思う。

しかし、それでも社会は「働かないニート」や「夢を持たない若者」を生み出してしまうのだ。

しかし、彼らが働かないのは本当にわがままなのか?

仕事に夢を持てないのは本当に悪い事なのか?

もう一度立ち止まって、彼らの「意思表示」に隠された社会の歪みを省みることも大切なのだろう。

おそらく、今年はこのような「本質」について人類が真剣に考えなければいけない年になるのだから。

 

 

「物」が発達しても窮屈になる私たちの暮らし

そろばんから計算機が生まれ、ワープロからパソコンが生まれ、手紙がE-mailになり、そしてポケベルからスマホに変わった私たちの生活。

きっとこれらの「魔法」のような家電は人々の生活を豊かにし、仕事や生活を楽にしてくれるものと信じて疑わなかった。

けれど、蓋を開けてみれば、私たちの仕事は年々窮屈になってきたし、以前にも増して多忙になってきている。

メールの返信の早さが「仕事ができる」という要素を構成するスキルの一つとしての地位を確立してしまったのが良い例だし、パソコンが生まれたおかげで過労死が減ったというニュースが流れないのもその例だ。

豊かになってきたように感じる私たちの生活も、ふと考えてみればどこかで歪みのようなものが生じているのかもしれない。

 

まとめ

マズローの5大欲求の底がどんどんと満たされつつある今、私たちが「当たり前」だと思っていた資本主義の考え方が大きく変わろうとしてる。

そんな動きがスイスから見て取れる今回のニュース。

 

スイスのベーシックインカム導入の動き、注視していきましょう。