英語で一発逆転!田舎者でも外資系金融で働けたブログ

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【英語】海外留学のホームステイ先に抱く理想と現実のギャップを埋める唯一の解決方法とは?

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こんにちは。

昨日LINE@でお悩みの相談が来ましたのでブログで回答させていただきます。

いただいたお悩みは以下の通り。

初めまして、現在1ヶ月オーストラリアに留学中の大学一年生です。

今留学して3日目なのですが、あなたの過去があまりにも今の自分と同じ状況でとても勉強になりました。

私は人見知りじゃないので、なるべく家族と英語を話そうとはしていますが、ホストファミリーと私の他に留学していて滞在期間が長いアメリカ人の女の子が楽しそうに会話をしているのを目の当たりにして、私は輪の中に入る事ができず、また家族の子供が赤ちゃんで夕食も18:00には食べ終わり部屋に帰ってしまいます。

今回が初めての留学で、リアリティショックを感じたりまた、他のホームステイ先の人達の話を聞いて比べたりしてしまって心が折れそうです。

されど、留学3日目。今日よりも明日、明日よりも明後日をモットーに少しでも自分は伸びてるんだ!って自信をもった会話を心がけたいです。

なるほど。

その気持ち、すごくわかります。というか、まるでその光景が目の前で繰り広げられているかのように、しっかりイメージできますのでご安心ください。

 

 

ホームステイの理想像

おそらくですが、留学に行く方のほとんどがホームステイに対してある種の『理想像』みたいなものを持っているんだと思います。ステイ先のファザーやマザーと感動の出会いを果たし、毎日笑顔で食卓を囲み、休日は一緒に近くのスーパーで一緒にショッピング。このような期待感というものは誰もが一度は抱いたことがあるはずです。

ですが、そのような「理想的なホームステイ」のイメージというのはテレビや雑誌で取り上げられたごく一部のケースであり、全員が全員に当てはまるケースではないことを理解しておかないといけません。その理解をもたいないままに留学に飛び出してしまった人は、その理想像と現実の相違に対してうまく対処ができず、

「なんで私のホームステイ先はこんなに冷たい人なのか?」

「なんで私のホストファミリーは優しくないのか?」

という悩みを持ってしまいがちです。

このような「自分の持つ理想像」と「現実」の単純な比較論に陥ってしまうと、目の前のホストファミリーと向き合うことが難しくなります。そうなってしまっては、せっかくのホームステイの機会をみすみす無駄に過ごしてしまう可能性がありますので注意が必要です。

このような比較をしてしまう理由の一つが「ホームステイはこうあるべき!」という凝り固まった考えなのでしょう。

つまり、

 

自分で作り上げた理想像

 

が邪魔をしているんですね。

これは非常に狭い視野になってしまっているのかなと思います。

世の中、人の数だけ付き合い方があります。

そこには『何が良くて、何が悪い』という絶対的な答えはありません。

多様性を認め、自分が持っている「あるべき姿」を柔軟に変えていくことも異文化交流において大切なことではないかと思います。また、それが留学における醍醐味の一つなのかなと。

 

ホームステイ先の事情を知る

さて、前置きが長くなりましたが、ホームステイをする上において大切になることが

「理想像にこだわらない」

という前提です。 

まずはこの前提に立つことが必要となります。

僕の場合、そのような理想像に取り憑かれてしまっていたため、現実とのギャップに悩んだことがありました。

「なんで、うちのホストファミリーはあまり構ってくれないのか...?」

「あまり上手く溶け込めないけど、ホストファミリーはそのあたりを理解してくれているのか...?」

そんな不毛な思いに取り憑かれ、この相談者の方がおっしゃるとおり、他の留学生のホームステイ先との比較をしてしまい落ち込んだこともあります。

しかし、ホームステイを提供しているステイ先の家族にもそれぞれ事情があるということも忘れてはいけません。

当然ですが、

 

お金のため

 

というホストファミリーも中にはいらっしゃいます。

「え?それってなんか複雑な気持ちになる...」

と思われる方もいるかもしれませんが、それも一つの現実であるということも受け止めておきましょう。中には「お金」という単語に敏感に反応してしまう人もいます。特に日本人は日常生活を送る中で「お金」について直接的な話をする機会に恵まれていません。

「年収はこれくらいを希望します」

とか

「これをやるにはこれぐらいの金額を頂かなくてはやれません」

という会話をすることは非常に稀なケースでしょう。

しかし、外資系企業の面接などでは「年収はいくらを希望するのか?」と聞かれることは当たり前。

実際僕も転職をする際に

「年収は◯◯◯万円を提示するから残ってくれないか?」

と働いていた会社から引き止められたこともありますし、転職先の外資系銀行からは

「年収はこれくらいでいいですか?」

と直接的なオファーをされたことがあります。

外国人は私たち日本人が思っている以上に合理的な思考をします。

こういった思考を「ドライ(dry)」と表現しますが、逆に日本人が「ウェット(wet)」すぎるという指摘を受けることもあります。いずれにしても、「お金」のためにステイ先を提供しているホストファミリーも中には存在します。

「好意の気持ち」や「異文化交流」を目的としてホストファミリーをやっている人もいますが、ステイ先との「お金」のやりとりがある場合、そのホストファミリーのモチベーションの源泉の一部は「お金」であるということも忘れてはいけません。

 

ホームステイを提供するモチベーションとは?

さて、話をホームステイの方に戻します。

ホームステイを運営しているようなファミリーの家は日本では想像できないくらい大きなものになります。複数の宿泊用の部屋、トイレ、シャワー、そしてベースメント(地下室)など、非常に大きな家であるケースが多いです。実際、僕がホームステイでお世話になった家もそのような大きな家でした。

家主であるホームステイファミリーとしては、そのような家の空いている部屋を有効活用するという考えを持つことは非常に正常な思考で、それを実現させるためには

「誰かにそこに住んでもらう」

ということが考えうる最良の選択肢になります。

だからそこに『ホームステイ先として留学生を受け入れる』という選択肢が出てくるわけです。

今でこそAirBnBという選択肢もありますが、ホームステイとなるとエージェントさんなどが間に入ってくれて、身元照会や目的のマッチングなど面倒なことを引き受けてくれます。外国から来た見知らぬ人を長期的に我が家に泊めるというのは、精神的にも物理的にかなり抵抗があることかと思います。だからこそ、そこに金銭的なリターンを求めるのは正常な思考。むしろ、「好意だけ」でホストファミリーを提供する方よりも正直で、安心できる部分があるのではないでしょうか。

このようなホームステイ先のモチベーションについても考えを馳せてみることも大切なことですね。

 

 

ホームステイ先で無理をしなくてもいい

ホームステイ先の輪に入れないという悩みがあります。

僕もそうでした。

以前書いた記事でも触れているように、先に住んでいた現地の大学生とホストファミリーの間ではすでに固い絆のようなものができており、そこにうまく溶け込むことができなくて「自分の立ち位置」を見つけ出すのに苦労した記憶があります。

blog.inakano-masa.com

ですが、最初に書いたとおり、自分の抱く「理想像」を無理やり追い求める必要はありません。テレビや雑誌に出てくるような心温まるホストファミリーとの交流。もちろん、これを期待して留学をしているのは当たり前。誰もがみんなそうなんです。

しかし、いきなりそれを実現しようと思っても、留学した最初の方はうまく英語が話せないため、どうしてもコミュニケーションを取ることに対して億劫になってしまうのです。

話せなければ理解してもらえない、理解してもらえなければ落胆する、落胆すれば話す気がなくなる。どうしても、このような『負の連鎖』に陥ってしまうのです。

確かに、英語は話せば話すほど上達します。しかし、まだ自分の頭の中で何も基礎ができていない初期の段階で英語のシャワーを浴びたとしても、文法や単語自体を認識する耳がまだ完全にはできていません。

例えば、「So, why don't we go to a restaurant?」と言われたとしても、「Whyが最初に来ているから”なぜ”って聞いているの?ん?え?なんて言っているの?」とパニックになってしまうでしょう。

英語の基礎ができていない、つまり、英語脳が発達していない段階では会話のキャッチボールをするのは難しくて当たり前です。

この相談者の方も非常に不安な気持ちになっているのは、とても良く理解できます。ですが、留学して三日目でホストファミリーと問題なくコミュニケーションが取れるようなレベルであれば、あなたはそもそも留学に行く必要がないくらいのレベルの英語力を持っているということです。心配する必要は全くありません。

また、ホームステイはお客さんとして行くものではないということも理解しておきましょう。一人の「独立した人格」として家族とともに生活をするわけです。夕食が終わってすぐに部屋に帰ってもいいじゃないですか。ホストファミリーと必要最小限のコミュニケーションしか取れなくてもいいじゃないですか。それはあなたの意思でそのように決めていることですから、それに対してはリスペクトされるべきなのです。「せっかくホームステイをしているのにホストファミリーと話さないなんてダメな私。。。」という「理想像」を前提にした考えをするから苦しくなるのです。

欧米では個人の意思や選択肢というものは尊重されます。

「違い」や「多様性」が認められ、そしてリスペクトされる文化があります。

『ホストファミリーとのコミュニケーションを避けてしまう』という行動に「良い」「悪い」は存在しませんし、他人からジャッジされる筋合いもありません。あなたがあなたのペースでホストファミリーとコミュニケーションを取ればいいのです。

もし、コミュニケーションがうまく取れなければ、その悔しさをバネに英語の勉強に励みましょう。何事も日進月歩。あなたもおっしゃるように、昨日よりも今日、今日よりも明日、少しづつでいいから成長していきましょう。

 

 

最後に

ホームステイには「こうあるべき」とか「こうありたい」という「理想像」が存在します。しかし、人と人との付き合い方やコミュニケーションの取り方は千差万別。全てが全てを「あるべき姿」に落とし込むということは不可能ですし、そもそも「あるべき姿」というのは個人によって違いが存在します。

理想と現実のギャップで悩むことは長い人生の中で多々あります。どちらかといえば苦しむことの方が多いかもしれません。しかし、そのような経験をすることも留学で得られる貴重な経験の一つかなと思います。

ここでどのような心構えで現実との折り合いをつけて前に進むのか。どのような態度で現実に挑んでいくのか。そこにあなたが成長できる唯一無二の機会が存在すると僕は思います。

つまらない凝り固まった「理想像」は捨てましょう。そして、一人の独立した人間として、自身の価値観と人格の形成に努めてください。

 

ということで、今回もLINE@の質問に対して回答をさせていただきました。いかがでしたでしょうか。また質問などがありましたらメッセージください。

では、今日はこの辺で。