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外資系金融の社内の人間関係は別にドライじゃなくてむしろウェットだと思う

 

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外資系金融の職場での人間関係はよくドライだと言われます。僕はこれまで3社ほど外資系金融で働いたことがあるのですが、個人的な体験からはそんなことはないと思います。外資系金融の社内の人間関係って意外とウェットな部分もあります。今回の記事ではそのことについて少し触れてみたいと思います。

 

 

ドライな人間関係とは?

そもそもドライな人間関係ってなんだろう。外資系金融の職場での人間関係をドライと決めつける前に、まずはそこから考えてみる必要があると思います。

僕たちがなんとなく想像するようなドライな人間関係っていうのは

  • お互いにプライベートの会話はしない
  • お互い転職、退職をしても気にしない
  • 仕事以外では会わない

というような関係でしょう。

とにかく仕事以外の情報交換や接点は持たない。必要のないことは話さない。徹底した合理主義的な考えに基づくコミュニケーション。これが一般的に想像するドライな人間関係ではないでしょうか。

 

外資系金融の社内は言うほどドライではない

でも、ちょっと考えれば、日系であろうが外資であろうが、そんな職場なんて存在しないことに気づくはずです。もしあなたが外資系金融の社内で誰かとデスクを隣り合わせにして仕事をすることになったら、まずは

「Hi, nice to meet you. This is Masa!」

というような形の自己紹介から始まり、

「I am from Japan, and I have been in this company since April. So, how are you?」

と会話をするはずです。(上記の会話はあくまでも例です)

出身地から始まり、会社での仕事、共通の同僚の話題、そこからいろんな話が展開されると思いますが、なんだかんだプライベートのことって話します。家庭を持っている人であれば奥さんの話をしますし(アメリカの人に多いですね)、休みの日はどこに出かける、ここの飯は美味いといった、本当にたわいのない話をします。このようなプライベートの話というのは一見仕事の生産性には全く関係がないように思われますが、実は非常に大切なことなのです。なぜなら、それが組織の中の円滑なコミュニケーションを推進するからです。ただでさえ、不慣れな英語を使ってコミュニケーションをとっている外資系金融の社内。スモールトークを通じてその人のバックグラウンド、性格、話し方、英語のクセ、それらを理解しておくことは仕事を進める上でとても大切なことです。

 

思っている以上に「普通」な外資系金融の社内

そもそもですが、外資系金融で働くとはいっても僕らはロボットではありません。感情を持った人間同士が働いているわけです。イメージされているほど合理的ではありませんし、ドライになることなんて到底無理です。周りからは冷たくて合理的なイメージのある外資系金融の社内ですが、実は想像されている以上にみんなプライベートの会話を普通にしますし、普通に仕事をしている分には結構仲が良いです。誰かが退職したりクビになったら泣いてくれる人もいます。誰かから会社を辞めたと聞いたアメリカ人が

「I am sorry to hear that... we definitely keep in touch!」

とわざわざメッセージを送ってくれたこともありました。プライベートでお別れのパーティーもあれば、食事の機会もあります。人間としての感情の通ったコミュニケーションはきちんと存在しています。外資系金融に入社したら社内の雰囲気はどうなんだろう?人間関係はドライなのかな?と心配される方もいるかもしれませんが、思っている以上に「普通」であることはお伝えしておきます。

もちろん、配属される部署やそこの上司の方針によって多少の違いがある可能性があります。気になる方は入社前の面接でしっかりと確認したほうがいいと思います。転職エージェントからこっそりと教えてもらうのも一つの手段ですよ。

 

外資系金融の社内には社交性がない人もいる

もちろん、外資系金融の社内の中にはあまり社交性のない人もいます。また、あまり仕事以外の会話はしたがらない人も一定数います。それは性格や気質の違いですから仕方ありません。そういう人に対してはガツガツいかないようにするのが吉。価値観や感覚の違いに対してはリスペクトの態度で接するのがグローバル企業の社内の暗黙のルールです。一方の価値観をもう一方へ押しつける。そういったものが存在しないのも外資系金融の特徴かもしません。

 

外資系金融でのウェットな人間関係の具体例

僕が外資系金融で経験したウェットな人間関係を一つここで挙げさせていただきます。例えばですが、普段は厳しい鬼のような外資系金融の外国人上司。そんな上司でも、一緒に夕食などをとっている時、ふとした瞬間に「Father」の顔を見せることがあります。料理を注文したあとの待ち時間の間にスマホの写真を見せてきて「これ、うちの娘や!」「これ、うちの猫や!」(キャラ的に関西弁が似合う...)とプライベートの写真をこれでもかと見せてきます。誰も見せてくれなんて言わないし、むしろ別に見たくもない。それでも空気を読むことなく自分のプライベートをさらけ出してくるわけです。ひどい時なんて「これ、俺の家。でかくね?」みたいな自慢話まで。「(そんだけ稼いでたらいい家住めるわ...)」と少し拗ねた気持ちにもなるのですが、相手は上司なわけですから「うわあ、娘さん可愛い!(棒)」「すごい!羨ましい!(棒)」などと大きなリアクションをして機嫌を取るわけです。それが段々エスカレートしてくると、「よっしゃ、電話するわ!」とスカイプで家族にビデオコールし始めたりして、なぜか上司の奥さんや娘さんに

「H, Hello!!」

なんて挨拶をしなければいけない状況になることも。共通の話題がないのに何を話せばいいんだ?失言したらクビになるぞ?これまで培った社交性と頭の回転が問われる瞬間です。これこそが外資系金融マンの生きる道なのです....。

いずれにしても、普段から社内に恐怖の名を轟かせているような上司でさえも、ふとした瞬間はこうしてプライベートの顔を見せてくれるのです。そして、自分の家族にまで僕たちのことを紹介するわけです。こういうファミリー的な感覚が結構嬉しかったりしてます。鬼のような上司でも、そういう人間的な一面を見るからこそ一緒に頑張ろうっていう気持ちになりますし、なんだか距離感も近くなったように感じるわけです。もちろん、外国人上司も決してバカではありませんから、部下との円滑なコミュニケーションを実現するためにあえて自分をさらけ出すような行動をとっているのだと思います。こういうコミュニケーションの取り方は、ある意味日系企業よりもウェットだと僕は思います。

 

こぼれ話:会社に家族を連れてくる外資系金融の外国人たち

外資系金融の外国人の人たちって、時々会社に家族を連れてきたりもします。そのタイミングが結構ドンピシャで鬱陶しい時があるんですが、それでも同僚の家族の人を無下に扱うこともできないので、

「 Hi, nice to meet you!」

と引きつった笑顔で対応することがありました。もちろん、握手をした後はダッシュで自分のデスクに戻りますが...。

日系企業では会社に家族を連れてくるなんて中々ないと思います。ですが、外資系金融ではこういった光景は珍しくありませんでした。同僚の家族を見るのって結構楽しいんですよね。その人の「お父さん」としての顔も見れますし、新しい一面を知れたような気がしてこれまでよりも話しやすくなったり。そういった意味では外資系金融での人間関係って全然ドライではなく、むしろウェットだと思います。個人的にはそういう方が好きです。

 

注意点:会話のトピックとしてタブーなもの

外資系金融の社内には様々なバックグラウンドを持った人たちが働いています。プライベートのことを話す時は、

  • 宗教
  • 政治
  • 戦争・紛争
  • 民族問題
  • 歴史認識の違い
  • その他、相手の国に対してリスペクトを欠いた言動

これらのSensitiveなトピックは絶対に話さないようにしましょう。答えのないことを個人間で話しても不毛です。最終的に喧嘩になるだけです。最初から止めておくことに越したことはありません。

 

 

まとめ

今回の記事では外資系金融の社内の人間関係が意外とドライではない、むしろウェットだということについて少し書いてみました。いかがでしたでしょうか。これから外資系金融で働いてみようと思う人にとっては参考になったのであれば嬉しく思います。

外資系金融とはいえども、そこには同じように感情を持った人間が働いています。ですので、ドライな人間関係についてはそこまで心配する必要はありません。他人というのは自分を映し出す鏡であると言われています。自分自身がオープンで素直な態度で人と接すれば、例えお互い違う言語を使っていたとしても素晴らしい人間関係を構築できるはずです。

 

 

ドライだという風に思われる人間関係ですけど、金曜の夜は飲みに行ったり、週末に家族も一緒にランチをすることも。辞めたあともSNSを通じて連絡を取ったりしていますし、実は全然ドライじゃありませんね(笑)合う人には最高の職場だと言えます!

 

 

 

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